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子供の気持ち 明日本気出すためのセルフコントロール


中村です。

32歳、独身です。

もちろんといっていいのか、子供もいません。

とはいえ、子供だったという経験があります。自分はまだ子供だと感じるときもあります。


26歳のとき、いままでやってきた営業の仕事を辞めて、IT系の会社に転職したのですが、高校は普通科で専門でもデザインを履修してたのでITに関する知識もスキルも何もない状態でした。
なぜその道に進もうとしたのかというと、ゲーム開発に携わりたいという子供の頃の夢を無謀にも叶えたかったわけなのですが。

すんなりとIT業界に馴染めるはずもなく、面接の際には、


面接官「”Oracle”は知ってるかな?」
 中村「しらないっす」
面接官「”データベース”ってわかる?」
 中村「わからんす」

面接官「資格の勉強をしてほしいんだけど」
 中村「
っす」


みたいな、情弱乙な会話劇を後に直属の上司となる面接官さまに対して自信満々に繰り広げた挙句、ORACLE MASTERという資格の勉強を入社までにしてきたのにも関わらず、入社初日の研修でデータベースについて尋ねられたことが何一つ答えられない、という低学歴っぷりを晒してのスタートでした。

その後2年間は勉強漬けの日々で、理系の先輩方からのミスをしたときに行われる根本原因が判明するまで質問攻めが終わらない、通称「なぜなぜ攻撃」に怯えつつハゲそうになるまでパソコンとマニュアルを、家に帰ればハウツー本を熟視した。実際すこしハゲた。


そんなとき、何気なくテレビを観ていたら『アイカツ!』という少女向けテレビアニメが流れていた。
アイドル学校に通う少女が仲間と一緒にトップアイドルになるため壁にぶち当たりながらも頑張る! みたいな内容だった。

正直、この業界には向いてないのかなあ、とか考え始めるぐらい限界を感じていた私にとって天命に思えた。パンクしていた脳みそが低速ながらも回り始め、再びデスクへ齧り付いた。


上司「……!? お前、顔色悪いぞ、フラフラしてるし、体調が悪いんじゃないか? 早退した方がいいんじゃないか?」
中村「昨日、夜勤明けに勉強してたらアイカツ!やってて、それ観てたら元気が出てきて、ランニングしてました」
上司「そうか、顔より下は大丈夫そうだな」


何かが憑依したかのように業務に取りかかる。これが社畜なのかと考えてみたが、きっと違うのだろうと思った。
なぜなら、アイカツ!を観たことで私は気づきを得たからだ。

きっと私は大人になり過ぎてしまっていたのだ。子供の気持ちで触れるものすべてを楽しいと感じることができれば、今のような停滞感はなくなるのだろうと考えたのである。
子供になろうとしたのではなく、自分の心の奥にいる子供(リトル中村)に語り掛けてみました。


前置きが長くなったが、以下に当時書き記していたメモを記載してみる。





  • 子供は、将来を考えることができない
  • 子供は、一人ひとり好きなことが違う

この二つが子供の気持ちを作り上げているベースと考える。
子供の気持ちはとても簡単で、

「常に自分が、いま楽しいと思うことを考えて生活し、辛いと思うことを避けて生活しようとする」

悪いことをしても正直に話すことができないのは、正直に話すと大人に怒られてしまうから。
その結果、いま気分が悪くなってしまうから言わない。

友達のおもちゃを勝手に取ってしまうのは、後で友達から嫌われるということを考えられないから。
今、そのおもちゃで遊ぶという楽しさを味わいたい。

なので、子供の好きなこと嫌いなことをきちんと理解し、子供は”過去”や”未来”ではなく”今”を考えて行動するという事実を知っておけば、子供の行動は予想が立てられるようになるわけです。と考えると、子供の気持ちがわからないというのは”子供の好きなこと嫌いなことを理解できていない”ということです。子供の気持ちを理解するために子供の好き嫌いをとにかく探しましょう。
また、子供の好き嫌いは年々変わってきます。常に好き嫌いを把握し更新することを心がけましょう。

子供は大人のように「今コレをやっておかないと後々後悔する」など基本的には考えることはできません。いま自分がやりたいことをやり、やりたくないことはやらない。それによって気持ちも変化しているのです。

では、子供の気持ちを上手く誘導した子育て方法とは?
”好きなことをやらせて、嫌いなことをさせない”なのではないでしょうか。

もし、好き嫌いのない人間に育てたいのであればやり方を変えればいいのです。
好きなことと嫌いなことを同時に提示したらどうでしょう。
「ピーマンを食べられたら遊園地に行きましょう」
子供は好きなことのためにピーマンと戦わなければなりません。もし、好きなことが上回ればピーマンを食べてくれることでしょう。

子供にしつけをしたいときは厳しく叱ったり、無理やりやらせようとしてはいけません。子供の気持ちが変わるように誘導してあげるのです。

観察→分析→理解→誘導

気持ちが変わったらこんなにいいことがあるよ、というような提案をしてあげてください。
提案の内容が魅力的であればあるほど、子供の気持ちは簡単に変わってくれます。

しかし、子供の欲求レベルによって克服できるものとできないものがあります。
どうしてもピーマンが食べたくないのなら、食べられるようになりません。

なので、食べたくないのであれば逆に食べない方がいのかもしれません。
人間には絶対にムリということがあります。

ピーマンを食べるよりも、子供との信頼関係の方が重要です。






私は子育てをしたことがありません。
なんなら友人の子供を抱っこするのですら一苦労といった感じです。
子育てのノウハウなんて誰も教えてくれないんだから義務教育のカリキュラムに入れてみたらいいんじゃないかと思うほどです。

それはさておき、自分の中の子供を”インナーチャイルド”なんて呼び方をしますが、確かに私の心の中にも存在する気がします。

必ずしもポジティブな使われ方をするものでもないのですが、上手く誘導してあげられれば俗に言うやる気スイッチをONにすることも可能です。
大人になると色々なことがつまらなく感じてきます。飽きたというか、子供の頃のようには楽しめなくなった感覚です。
そういうときに自分の内面に語り掛けてみて、子供の頃の自分に少しでも近づいてみるといいかもしれません。
ちなみに、体は大人、頭脳は子供みたいな逆コナンくんとは別のものです。自分は大人なんだけど心の中に小さい自分が住んでいる、といった感じです。

”心”というものが存在するかどうかもわかりませんが、記憶が意識を作り出していると考えるのだとすれば、子供の頃の自分が今の自分に内包されていると説明できるかと思います。

最近は意識すら人間には無いのではないか、という話もあるそうですが、それはちょっと寂しいからあんまり考えたくないなあ。。

とにかく、自分の気持ちというのを大事にしていきたいです。
自分が持っている物をしっかり育ててあげれば、あとは計画、実行あるのみです。

私も子供の頃の夢を少しは叶えることができました。
次の記事も今回のに関連したものを書こうかと考えています。
是非、見てください。

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