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自分の感情に良し悪しはない


中村です。

意外と自分のことを知らないという
無さそうで有ることが多々あります。

私の場合はほとんど自分の内面的なことです。
特にイラついた時なんかは、思い返してみないと
自分のその時に湧き上がっていた気持ちに気が付けないことがあるのです。

駅のホームで肩をぶつけられたりしても、
今の自分には気持ちにフィルターがかかっていて
負の感情みたいなものを自動的にシャットアウトしている。

そんなイメージでしょうか、
感情的にはムカついてるんだけど、頭の中ではムカついてないという感じです。


自分の感情、気持ちというのは嘘がつけてしまうので、
誤魔化そうとしたら、いくらでも誤魔化すことができます。

その嘘を、
「それってあなたの感想ですよね?」
「なんかそういうデータあるんですか?」
と、誰かに指摘されることもありません。
自分自身が指摘しない限りは。

良い捉え方をすれば、
自分の思い描いている世界というのは
自分の思想で変えることができるというわけです。

誰からも不平不満を言われない
ユートピアを自分の中に作り出すことができるのです。


でも、自分が思い描いている理想の世界と
目の前の現実は決してイコールではありません。

理想と現実がかけ離れてしまうと
理不尽だと感じてしまったり、
これは現実じゃないと考えたりしてしまう人もいるでしょう。

実際に世の中には
理不尽なこと、現実離れしていることが起こります。
ですが、自分の気持ちに嘘をついてしまっていて、
本当に自分が経験したことと
目の前で起こった出来事との整合性が取れないと、
自分では解決することが難しい不可解な悩みになるのです。


そういうときに、感情をコントロールする方法とか
思想とか哲学などは
あまり効果がないように思います。

自分が本当にこの世界に存在するかもわからない
ふわふわした状態では、考え方で何かが変わるとは思えないからです。

それよりもまず、自分をこの世界に着地させてあげるために、
自分の気持ちをただ単に見てあげることが重要だと思うのです。

まずは己を知ることという感じでしょうか、
私の場合は自分に対してかっこつけがちなので、
それを理解してあげたうえで、
実際はその時どう思ったのかを後々になって思い返してあげる。

そうすることで、少しづつ自分の理想と現実が近づき始めます。


自分に対してかっこつけても意味がないと、
否定的になる必要もありません。

自分の感情に良い、悪いはありません。

強いて悪いことがあるとすれば、
感情が湧き上がったあとの思考が悪さをするのです。

感情とか気持ちというのは
自分が何者であるかの証明です。
たとえそれが嫌なものであっても
自分がそれを認めてあげるべきです。

人間の本質は、思考とか思想の方です。
感情的にはどれだけちっぽけな人間であっても、
世界から見られるあなたは、どういう思想を持っていたり
どういう思考をしているかで判断されます。

顔とか財力とか権力というのもありますが。
それは本質ではなく付加価値でしかありません。
成金と長者は同じ金持ちでも違うのです。

この人はお金を持っているからすごい、偉い!
というのを本質と捉え始めると、
そこでもまた自分の理想と現実がかけ離れ始めます。

お金はそういう意味では人間にとって
不完全なシステムだと思いますので、
あまり考えない方がいいです。

私もお金を目の前にすると
「欲しい」と思ってしまいますが、
ほんとはもっと欲しいものがあるはずです。

有形の評価とも言えますからすぐ手に入れられますし、
欲しがるのは当然だと思います。

感情と思考は別物だと切り分けて捉えるべきでしょう。


感情はあなただけの特別なものです。
大切に理解してあげましょう。
優劣などはありません。

そこから生み出される考え方に
あなたの価値があるのです。

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