中村です。
以前このブログでもお話しした通り、私はヤクルトファンです。
約20年ほどヤクルトスワローズを追っかけてきました。
2022年シーズンになりチームの主砲である村上宗隆選手への期待は高まるばかり。
そして今日、シーズン最終戦の最終打席に私が想像していた以上の衝撃的な映像が目に飛び込んできました。
1シーズンで56本の本塁打、そしてプロ野球では18年ぶりの三冠王達成の瞬間。言葉を失いました。
山王戦で桜木と流川の成長を目の当たりにした時の安西先生みたいな感じです。
こんなにすごい選手がいるのかと、しかも、歴史に残るような選手が同じチームに3選手もいるなんて
喜びを通り越してヘブン。スワローズのファンで良かったと実感するとともに、なんだか恐怖を感じました。
今までもすごい選手たちがスワローズには在籍していました。
私がヤクルトファンになるきっかけでもある球界の頭脳、古田敦也選手。
イチロー選手が持っていたシーズン最多安打記録を塗り替えた青木宣親選手。
シーズン60本塁打のプロ野球記録を打ち立てたバレンティン選手。
トリプルスリーを3回達成し前人未到の記録を残した山田哲人選手。
挙げるとキリがないのでスワローズの看板選手のみピックアップしましたが、
その歴史を紡ぐように、22歳の村上選手が大記録を打ち立てました。
史上最年少での三冠王もさることながら、22歳にしてシーズン56本塁打は驚愕です。
ついに王貞治さんのアンタッチャブル本塁打記録の数々を更新する日本人選手が現れた、
それだけでもう毎日球場に足を運びたくなります。
岩村明憲選手がメジャーリーグに挑戦した2007年以降、スワローズには左の強打者がいませんでした。
ペタジーニ選手ほど打てなくてもいいから外国人選手の左打者が来ないかと、毎シーズン渇望していました。
ヤクルトファンの視点で語ると、村上宗隆という選手は10年待ち望んだ左打ちのホームランバッターなのです。
2017年のドラフト会議。正直、私も清宮選手か安田選手のどちらかが来てくれないかと考えていました。
ですが、外れ1位で村上選手のくじを引き当てた瞬間、めちゃくちゃ喜びました。
というのも、私の地元九州で一番評価が高かった選手が村上選手だったからです。
甲子園出場は1回だけでしたが、ネットで調べたスカウト評価で複数の球団が「清宮より上」だったことと、
当時から足の速さと肩の強さの評判がずば抜けていたので、これは期待できるぞという感じだったのを覚えています。
村上選手はそんな私の上から目線な妄想を上回る活躍を1年目から見せてくれました。
二軍の成績ですがホームランはもちろんのこと打率も3割近く打ち、盗塁も16回成功と、
山田哲人選手の次のトリプルスリー達成者は村上選手なのではないかと当時は思いました。
そして、2018年シーズン後半に1軍デビューすると初打席初本塁打。
何よりも驚いたのが打席での威圧感と落ち着きようです。
ルーキーの頃から選球眼がよく、尚且つすべてのボールに打ちにいこうと反応していました。
こんな高卒選手見たことない、なんなら大卒、社会人でも見たことないレベル。
3年後が楽しみだとか考えていたら、2年目にシーズン36本塁打。
まだ、2019年当時は「確変」だとか村上選手の実力に懐疑的な方もいたことを覚えています。
その後、2022年までの活躍はもはや説明不要でしょう。
そして2022年10月3日、歴史的な瞬間です。
私はこの日を一生忘れないでしょう。
おめでとう、村上選手。
プロ野球ファン、スワローズファン、そして九州熊本のファンの方々も喜んでいると思います。
以前テレビ番組で宮本慎也さんが、コーチ時代に村上選手へ「なんだその髪型は!」と叱ったことがあると仰ってました。
いったいどんな髪型だったのかは知りませんが、一流選手に相応しくない髪型だったのでしょう。
そのとき村上選手は「なんで他の選手は良くて僕はダメなんですか?」と言い返したそうです。
そしたら宮本コーチは「じゃあ特別扱いせんでもええんか? 他の選手と同じ扱いでええんやな」と問いかけたんだとか。
もしそこで村上選手が「他の選手と同じ扱いで構いません」と返していたら、今のような活躍はなかったのかもしれません。
これからも特別な選手であり続けてほしいと願っております。
2年連続日本一、期待しております。
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