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危機に直面して思うことと学ぶこと


中村です。

昨夜、2022/3/16/23:30頃
宮城県沖で震度6強の地震があり、
関東に住んでいる私の方でも強い揺れを感じました。

1分ほど横方向にグラグラと揺れて、その時にはもう
「次の地震がきそうだ」と予想できるほどの強い揺れで、
直後に、建物がガクンと沈み込みような縦揺れが起きました。

幸いにも被害はなく、棚から本が落ちた程度でしたが、
3.11を思い出させるほどの強さと揺れ方でしたので、
すぐに家族への安否確認と防災グッズを確認しました。

私はゲームをプレイしていて、会社の人たちと
ボイスチャットをしながら遊んでいたのですが、
埼玉に住んでる人と神奈川に住んでる人で
揺れを感じるタイミングに差があって、

埼玉側の人が最初に揺れたと言ってから
30秒ほど後に神奈川でも揺れを感じたみたいです。


私の地元は九州で、
2016年の熊本地震があったりで
私も家族も知人も
被災したわけではないのですが、

友人の経営する土木系の会社でも
被災地に人材を派遣したり
また、被災して仕事がなくなった方が
わざわざ仕事をみつけに他県まで営業にきたり
大変だったが、助け合いがあったと聞きます。

地震大国ですので、慣れている部分もありますが
やはりいつまでたっても怖いもので、
明日は我が身と思うばかりです。


人命が最優先ですので
身を守るための備えというのはもちろんですが、
援助するための備えというのも必要なんだと
年をとって考えるようになりました。

東日本大震災のときは千葉に住んでいて、
壊滅的な状況というほどではないにしろ
昨日までの平穏な日常が崩れ去る光景を目の当たりにして
私自身はそのときも大きな被害は被ってはなかったのですが、

21歳と若かったというのもあり
困っている人、苦しんでいる人が目の前にいるのに
何もできないし、何をすればいいのかわからない
というのを不甲斐なく感じた経験があります。

有事のときには援助しなければいけないという義務はないでしょうし
被害にあったからといって、助けを求めているとは限りませんが、
何の力にもなれないとか、そもそも知恵すらないという状態が
私は無能なんだという証明だったんだと感じています。


当時は音楽が好きで、それを自分の生業にしたくて
作曲とか演奏をしていたのですが、
震災直後にも世界中の様々なアーティストが被災した方々に向けて
支援するための活動をしていたのを見ていました。

菅野よう子さんの「きみでいて ぶじでいて」を聴いていて、
誰かが転んだ時に「大丈夫?」と、とっさに手を差し伸べるような
気軽なやさしさというか、親切さみたいなものを感じて

自分に音楽の才能があるのかないのかとか、考える以前に
自分には人に喜んでもらうとか感動してもらうという意識が低いし
ナルシズムで音楽をやってるんだなと気づいて、

他人の力になることを放棄しているなら
やってても意味がないからやめようと、決意しました。

そういう音楽もカッコいいんですけど
自分がやるとなると向いてないなと思ったわけです。

誰かのために何かをするというのが
本来の仕事の本質だと悟ったのと、
人の助けになる事が価値のあることだと
震災を経て考えが変わったのです。

ゲームもその時にやめました。
多少はやっていましたが、以前のように
自分の欲求を解消するための暇つぶしとしてのゲームはやめました。

最近になってゲームをまたプレイし始めたのは、
ゲームがより社会に普及してきて、
エンターテインメントショーとしての地位を確立したと感じたからです。
ゲームをプレイすることが仕事になる時代になったから
と言えるかもしれません。

今後のゲーム業界の動きにもよりますが、
スポーツのように国民的スターが誕生することだったり、
ゲームをすることで人のためになるということが、
あたりまえになる未来があると予感しています。


災害に見舞われたり、危機に陥っても
生活していかなければなりませんし、
社会を発展させていかなければいけません。

より良いものを次世代に残したいですし、
苦しんでいる人を救済するためにシステムを構築していきたいです。
その歯車として私も働きたい。


あまり良い表現ではないとは理解していますが
私の個人的な感想をネットに書かせていただくと

現在もロシアのウクライナへの侵攻が続いていて、
震災のことを思い返すと、この戦争は無価値だし
非常にちっぽけな問題だと感じます。

兵器による死者が増えるどころか
貧困と失業が加速したり二次的な被害を被る人たちが
ロシア、ウクライナの枠を越えて増えるでしょうから
誰が得をする争いなのかと疑問に思うのです。

ないとは思いますが、
ロシアの石油、天然ガス、レアメタルが完全に禁輸となれば
ロシアが衰退するどころか世界的な打撃です。

意図して災いを起こす必要はないわけです。
戦争は何かメリットがあって起こすものですが、
ただ、デメリットの方が大きいのです。

今はロシアに対して否定的な考えを持っていますが、
全てを否定的に見ているわけではありません。
むしろ心配する気持ちの方が強いぐらいです。


今後、日本もどうなっていくのか先行き不安な状況です。

ビジネスでは3つの坂があると言われていて
・上り坂
・下り坂
・まさか
があると。
これをどう対処するかなわけですが、

コロナも災害も、はたまた戦争まで
立て続けに起こってるのですから、
気が滅入ります。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏が「サピエンス全史」で書いていた
人類は飢餓、疫病、戦争を克服しつつあるというのは
今となっては信じられない。

かといって憂いでいるわけにはいきません。
明日も仕事があるし、勉強しなくてはいけないし、ご飯を食べるわけです。
私たちの生活もアップデートしていかなければいけません。

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